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DATE/ 2024.06.17

全然違う!失敗しない「日焼け止め」の選び方

 紫外線対策はしていますか?

 実は紫外線は一年中降り注いでいるもの。絶対に日焼けしたくないなら、夏はもちろん、他の季節もきちんと対策をしなければなりません。

 とはいえ、季節によっては気候も違うのでいつも同じ日焼け止めを使えば良いわけではありません。真夏のレジャー向けの日焼け止めは効果が高いものの肌への負担が大きいので、普段使いしていると肌トラブルの原因になることも。その時々に合わせた日焼け止め選びをすることが大切です。

そもそも「PA」と「SPF」とは?

 日焼け止めを選ぶ時に必ず目にする「PA」と「SPF」という言葉、目にはするけど具体的に何を示しているのかを知らない方も多いのではないでしょうか。これはそれぞれ、紫外線の一種であるUV-A波とUV-B波を防ぐ効果を持っています。

 「PA」とは肌の内部まで到達して肌老化やシワ、たるみの原因になるUV-A波を防止する効果の強さを示しています。PA+からPA++++までの4段階に分かれていて、+の数が多いほどUV-A波に対する防止効果が高くなっています。

 「SPF」とは肌表面に炎症を引き起こしてシミやソバカスの原因になるUV-B波を防止する効果の強さを示すもの。日にあたって炎症が起こる(=日焼けする)までの時間はだいたい15~20分といわれていますが、「SPF30」の記載があればその時間を30倍遅らせる効果を持っているということになります。

 日焼け止めを選ぶ際には、こうしたPA、SPFの値から自分の目的に合ったものを選ぶことが大切です。

 とはいえ、ドラッグストアに並ぶのはさまざまな種類の日焼け止め。日焼け止めを使用する用途だけではなく、自分の肌にはどんなテクスチャの日焼け止めが合うのかを探していきましょう。

クリーム、乳液タイプ

 しっかり塗れて落ちにくいので持続力が高く、保湿力もあることが特徴です。その代わり油分が多いので白浮きしやすく、ニキビや炎症の原因になることも。落とすときにはクレンジング剤を使ってしっかりと落とすことが大切です。夏のレジャーやスポーツでは汗や水に強いウォータープルーフを選ぶと、効果が長持ちします。

ジェル、ローションタイプ

 使用後のべたつきが少なく、伸びが良いのが特徴。ただし水分が多いので、こまめに塗り直さなければならないのがポイントです。ローションタイプは刺激が弱いので敏感肌の人にもおすすめですが、ジェルタイプは意外と刺激の強い成分を使っていることがあるので肌が弱い人は注意が必要です。

スプレータイプ

 スプレータイプは手の届かない背中などの塗りにくい場所に使用するのに向いています。手を汚さずに塗ることができるのも嬉しいポイントですが、塗りムラができやすいので、スプレーの後に手でしっかり塗るのが良いでしょう。また、日焼け止めを嫌がる子どもにも吹きつけるだけで良いのでおすすめです。

パウダータイプ

 肌に優しく、メイクの上から使える気軽さが特徴です。持続力は強くないですが、あまり汗をかかない春先のお出かけや他のタイプではしづらい塗り直しも簡単にできるのがポイントです。他の日焼け止めと併用して効果を高める意味で使うのが良いでしょう。

肌への負担も考えた日焼け止め選びを

 この他にも肌に優しいミストタイプや、外出先でも気軽に使えるシートタイプなど、さまざまな種類の日焼け止めが発売されています。基本的には、夏は落ちにくい日焼け止めを重ね塗りしたりこまめに塗り直したりするのが必須ですが、春は肌が荒れやすい時期でもあるので、肌への負担をかけすぎないようにすることがポイント。自分の使いやすい日焼け止めを探して、紫外線対策も万全の状態で春のお出かけを楽しみましょう。
~最後までコラムを読んでくれた方へ~
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