テンミニッツTV|有識者による1話10分のオンライン講義
ログイン 会員登録 テンミニッツTVとは

新着一覧

ぺゼシュキアン新大統領誕生とイラン最高指導者の持つ意味

ペゼシュキアン大統領とイラン・イスラエル(1)新大統領誕生の背景とその意味

2024年8月、イランにぺゼシュキアン新大統領が誕生した。改革派であり、前評判の高くなかった氏の当選は、最高指導者ハメネイ師の意向によるものとの見方が一つ。また、新大統領の政策は核合意の再開に向けたもので、EU等の西側...
収録日:2024/08/07
追加日:2024/09/20
山内昌之
東京大学名誉教授

「金属社会」が経済を支え、考えない人間は家畜となる

反生命論(9)反生命が真の人間を創り上げる

人間の歴史は、金属の精錬の歴史である。結果として人間は、AIをはじめとする機械を生み出した。我々人間から魂が去りつつある中、機械が新しい人間になるかもしれない。そこで今、武士道という魂の一部をAIに打ち込んでいると...
収録日:2024/05/16
追加日:2024/09/20
執行草舟
実業家

『失敗の本質』より先に指摘した日本型組織の弱点

『タテ社会の人間関係』と文明論(7)日本型組織とリーダーシップの問題

日本軍研究で知られる『失敗の本質』よりも前に、日本型組織の弱点を指摘していた『タテ社会の人間関係』。日本の軍隊と英米の軍隊を例にとって、人間関係を重視する日本型組織の特徴を鋭く指摘、さらに法然と弟子の話を取り上...
収録日:2024/05/27
追加日:2024/09/19

オウンゴールも!?ロシアにとって許しがたいNATO拡大の背景

ロシアのハイブリッド戦争と旧ソ連諸国(1)ロシアの勢力圏構想とNATO拡大

長期化の様相を呈しているロシア・ウクライナ戦争。ウクライナに対してロシアが仕掛けているのは、多角的な手段を用いた「ハイブリッド戦争」である。それはいったいどのような戦略なのか。本シリーズ講義では、まずはこの戦争...
収録日:2024/07/25
追加日:2024/09/18
廣瀬陽子
慶應義塾大学総合政策学部教授

『風と共に去りぬ』で表現されたアイルランド移民の精神史

アメリカの理念と本質(5)アメリカのアイルランド問題

アイルランド本国で始まったアングロ・サクソンからの差別は大西洋を越えても消えず、逆にアメリカへ移民するアイルランド人たちに不撓不屈の精神を植え付けた。名作『風と共に去りぬ』には、その姿がビビッドに描かれている。...
収録日:2024/06/14
追加日:2024/09/17
中西輝政
京都大学名誉教授

生物学的性差と文化的ジェンダー概念の入れ子構造の難しさ

ヒトの性差とジェンダー論(5)生物学的性差と文化

第二次世界大戦下、その影響で飢餓が続いたオランダで集団としてそのときに生まれた男の子にゲイが多いという話がある。それは母親が極度のストレスを受けた生物学的影響だというが、一方で日本の戦国時代のような戦場で見られ...
収録日:2024/05/18
追加日:2024/09/16
長谷川眞理子
日本芸術文化振興会理事長

気密なき断熱は無力…冬の寒さ対策に気密が不可欠な理由

断熱から考える一年中快適で健康な住環境(6)気密の必要性と断熱改修の効果

冬の寒さ対策において欠かせないのは実は断熱だけでない。もう一つのキーワードが「気密」である。残念なことだが、日本の家は断熱・気密性が不足しているという前氏。本当に冬暖かく、足元から快適に過ごしたいという場合には...
収録日:2024/06/20
追加日:2024/09/15
前真之
東京大学大学院 工学系研究科 建築学専攻 准教授

正しい戦略を本気でやろう…「資源自給国家」への道筋

2050年のための「前向きの愛国心」(2)資源自給国家は実現できる

正しい戦略を本気でやれば、人も情報も集まってくる。では、どのような戦略に基づいて進んでいくべきだろうか。まず、つくったのが「2050年の社会と森林産業はどうあるべきか」のビジョンである。林業の抜本的改革のため、バイ...
収録日:2024/06/05
追加日:2024/09/14
小宮山宏
東京大学第28代総長

歴史に残る「愛や忠義の名作」はすべて身を犠牲にする物語

反生命論(8)反生命だけが真の歴史を創った

『日本書紀』にはヤマトタケルの命を救うために海に身を投げた弟橘姫の話が出てくる。楠木正成は忠義のために敗北がわかっていて戦いに出ていった。愛や忠義のために肉体を投げ出しているのである。これが魂の本質である。ロー...
収録日:2024/05/16
追加日:2024/09/13
執行草舟
実業家

タテ社会はアウトソーシング嫌い!? AIでも変わらない日本

『タテ社会の人間関係』と文明論(6)エモーショナルなタテ社会のつながり

日本は江戸時代から競争が激しい社会で、敗者への救済は乏しく、非公式な集団に救いを求めてきた。現代では企業が従業員の福祉などを担う形が一般化されたが、こうした「タテ社会」の構造が日本独自の終身雇用や企業内福祉とし...
収録日:2024/05/27
追加日:2024/09/12

人道と国益…国民の税金で行う国際支援をどう考えるべきか

紛争が絶えない世界~私たちは何ができるか(6)新たなミッションとしての国際協力

危険が伴う紛争地域への現地支援についてどのように考えるべきか。また、自国の経済が苦しい中で、国民の税金で行う他国への支援について、人道と国益という視点からどう考えるべきなのか。国際協力活動をとりまく疑問に対して...
収録日:2024/04/27
追加日:2024/09/11
小原雅博
東京大学名誉教授

【会員アンケート】自民党総裁選&立民代表選を考える

編集部ラジオ2024:9月11日(水)

会員の皆さまからお寄せいただいたご意見を元に考え、テンミニッツTVの講義をつないでいく「会員アンケート企画」。今回は、「自民党総裁選&立憲民主党代表選を考える」というテーマでご意見をいただきました。 自民党総裁選...
収録日:2024/09/05
追加日:2024/09/11
テンミニッツTV編集部
教養動画メディア

カトリックでも例外!? アイルランドに対する偏見とその背景

アメリカの理念と本質(4)アングロ・サクソンの社会

ヨーロッパのカトリック社会では人と人のつながりを大切にするが、プロテスタントの国々では個人主義がより先鋭に主張される。中でもアングロ・サクソンの社会に冷たさを感じた日本人留学生はイギリスに留学した夏目漱石をはじ...
収録日:2024/06/14
追加日:2024/09/10
中西輝政
京都大学名誉教授

原型は全て雌型…雄化が大変な哺乳類の性決定プロセス

ヒトの性差とジェンダー論(4)哺乳類の性決定と脳の性分化

哺乳類は全ての個体がまず雌になることがデフォルトとしてつくられている。そこから雄になる(雄化)ためには、性決定遺伝子XYのうちY染色体さえあればいいというわけではないという。受精卵の初期からさまざまな遺伝子やホルモ...
収録日:2024/05/18
追加日:2024/09/09
長谷川眞理子
日本芸術文化振興会理事長

新築におススメの断熱等級は?家中くまなく快適にするため

断熱から考える一年中快適で健康な住環境(5)断熱はどこまでやればいいのか

私たちが快適に生活するために重要な断熱だが、いったいどれくらいまで行えばいいのか。ヒントになるのが、2024年4月から始まった省エネ性能ラベルである。分譲・建売住宅や賃貸住宅についてその表示が推奨されているのだが、そ...
収録日:2024/06/20
追加日:2024/09/08
前真之
東京大学大学院 工学系研究科 建築学専攻 准教授

木造ビルで20階…新しい暮らしを支える森林産業の確立を

2050年のための「前向きの愛国心」(1)木造都市へのシフト

人類史的な変化が予想される2050年に向けて、地球の持続と人類の幸福実現をどのように実現すればよいだろうか。まず、2050年までに、再エネと都市鉱山、バイオマスを全面的に利用する社会にしていかねばならない。そのためには...
収録日:2024/06/05
追加日:2024/09/07
小宮山宏
東京大学第28代総長

肉体よりも魂…厳しい修行がなければ文化は継承できない

反生命論(7)生命は、生命讃歌によって滅びる

文化は全部、魂の価値である。ところが、ルネッサンスの頃から神を失い、文化を支える価値も失ってしまった。よって魂の文化の継承はできなくなってしまった。いみじくも、この神の喪失をロシアの哲学者ニコライ・ベルジャーエ...
収録日:2024/05/16
追加日:2024/09/06
執行草舟
実業家

なぜ平成は失敗したのか…究極の競争社会と日本の特殊性

『タテ社会の人間関係』と文明論(5)建前で動く日本社会と平成の失敗

「海外よりも、より究極の競争をしてきたところがあるのではないか」と、『タテ社会の人間関係』で示唆した中根氏。「タテ社会」の日本では、法制度は建前としての役割が大きく、契約が情緒的な駆け引きの道具になっているとい...
収録日:2024/05/27
追加日:2024/09/05

永遠の課題は透明性…国際NGOに求められるガバナンス意識

紛争が絶えない世界~私たちは何ができるか(5)海外協力隊と国際交流

「人間の安全保障」のためにできる活動は、個人単位でも幅広くある。その1つが海外協力隊である。課題はあるが、誰でもその人の経歴や能力を生かせば国際貢献できるということだ。その可能性について、国際NGOに必要な透明性や...
収録日:2024/04/27
追加日:2024/09/04
小原雅博
東京大学名誉教授

ピューリタンの2つの柱と3つの人生哲学とは

アメリカの理念と本質(3)ピューリタンの特性と影響

ピューリタンは「聖書を信じろ」という柱と、「予定説」という考え方にもとづき「勤勉を尊ぶ」という柱で支えられている。そこから「謹厳、勤勉、謙虚」という人生哲学が生まれ、富の蓄積を尊ぶ倫理が資本主義の精神を産んでい...
収録日:2024/06/14
追加日:2024/09/03
中西輝政
京都大学名誉教授

父親の育児…世話をするタヌキ、いないほうがいいアザラシ

ヒトの性差とジェンダー論(3)動物たちの性差と配偶行動

雄同士の競争が激しいアシカでは、勝ち残った雄は大勢の雌を取り込んで生殖するが、子が産まれる頃には姿を消す。一方、グッピーや鳥のように、雄が雌に自身の美しさなどをアピールし、選んでもらおうとする例も多い。また、ヒ...
収録日:2024/05/18
追加日:2024/09/02
長谷川眞理子
日本芸術文化振興会理事長

冷房をつけると気持ち悪い…断熱性能の低さが影響する問題

断熱から考える一年中快適で健康な住環境(4)冷房効果を左右する断熱性能

年々過酷さを増す夏の暑さ。室内での熱中症患者も多くなっているが、冷房の使用をためらってしまう人も少なくない。冷房の使用を躊躇する理由として、節電やエアコンの不快さといった動機が挙げられるが、電力事情や断熱性能の...
収録日:2024/06/20
追加日:2024/09/01
前真之
東京大学大学院 工学系研究科 建築学専攻 准教授

封建主義に戻ってはいかない…倫理的資本主義という方向性

人の資本主義~モノ、コトの次は何か?(6)倫理的資本主義

倫理的資本主義は、ドイツの哲学者マルクス・ガブリエルが提唱する新しい資本主義である。その考えの基本は、資本主義初期に渋沢栄一が考えた「道徳経済合一説」とも、アダム・スミスの「道徳経済論」とも共通する。また、人が...
収録日:2024/04/11
追加日:2024/08/31
中島隆博
東京大学東洋文化研究所長・教授

我々の生命を害するものが、我々の生命を強くする

反生命論(6)生命は、敗北によって輝きを増す

「私を殺すものが、私を強化しているのだ」と、フランスの哲学者ミッシェル・セールは著書『人類再生』で説いている。これは人間生命の本質で、敗れることによって生命は輝きを増すということである。この方程式の在り方を、文...
収録日:2024/05/16
追加日:2024/08/30
執行草舟
実業家

武士の誇りにも影響…中世のヨコ社会から近世のタテ社会へ

『タテ社会の人間関係』と文明論(4)ヨコ社会からタテ社会への転換

江戸時代以前の日本社会では「ヨコ型」の要素も多く存在しており、象徴的な言葉として中世の日本にあった「兼参」を紹介する呉座氏。兼参とは複数の主君に仕えることで、つまり中世ではリスクヘッジとして複数の集団に属するこ...
収録日:2024/05/27
追加日:2024/08/29

自民党総裁選を「論語と孟子」で考える

編集部ラジオ2024:8月28日(水)

2024年自民党総裁選。実質的に次の総理を決めることになるこの選挙に、大きな注目が集まっています。 皆さまは、次期総理にどのような人物が相応しいと思うでしょうか? 今回の編集部ラジオでは山内昌之先生の講義をもと...
収録日:2024/08/21
追加日:2024/08/28
テンミニッツTV編集部
教養動画メディア

人助け指数世界ワースト2位…日本に足りない「人の貢献」

紛争が絶えない世界~私たちは何ができるか(4)「人の貢献」とNGO活動

日本の人助け指数は世界ワースト2位だというデータがある。それだけ日本にはまだ人道支援、チャリティという概念が浸透していないということではないか。前回解説した「人間の安全保障」は、一人ひとりの自立を支援することで長...
収録日:2024/04/27
追加日:2024/08/28
小原雅博
東京大学名誉教授

ピューリタニズムとは?アメリカ建国の核とその歴史に迫る

アメリカの理念と本質(2)ピューリタニズムの歴史

アメリカの本質を知るにはキリスト教の中でも特殊なピューリタニズムを理解する必要がある。アメリカ建国の礎をなしたアングロ・サクソンはイギリスで迫害から逃れたピューリタンであり、新しい土地で理想国家をつくろうとする...
収録日:2024/06/14
追加日:2024/08/27
中西輝政
京都大学名誉教授

ミミズ、アンコウ、植物…こんなに違う性決定の多様性

ヒトの性差とジェンダー論(2)卵子と精子と性決定

多細胞生物の配偶子は卵子と精子の2種類に分かれている。卵子は大きく栄養があるが、動きにくい。精子は小さいが、よく動く。この両者が合体して次世代の多様性が保全されるのだが、卵子と精子の分断によって、その性には雌雄同...
収録日:2024/05/18
追加日:2024/08/26
長谷川眞理子
日本芸術文化振興会理事長

遮熱では十分ではない…夏でも断熱が必要な理由

断熱から考える一年中快適で健康な住環境(3)なぜ夏も冬も断熱が必要なのか

「断熱」というと、冬の寒さ対策としてイメージされがちだが、実は夏場にも欠かせない重要なものだと言う前氏。それは、断熱すると、冬の暖房時は暖かく、夏の冷房時は涼しくなるからだ。今回は断熱がいかに夏冬の室温管理に不...
収録日:2024/06/20
追加日:2024/08/25
前真之
東京大学大学院 工学系研究科 建築学専攻 准教授