『源氏物語』の謎…なぜ藤壺とのスキャンダルが話のコアに?
『源氏物語』ともののあはれ(1)雅な『源氏物語』の再発見
紫式部が著した『源氏物語』は、日本最大の古典文学として、長らく日本人に読み継がれてきた。しかし、その物語は、世に出た当初から高い評価を得ていたわけではなく、本居宣長をはじめ、さまざまな解釈をされてきた。そこで今...
収録日:2023/08/04
追加日:2023/11/02
平安時代の構造と特徴は?激動と転換の400年が持つ意味
平安時代の歴史~「貴族道」と現代(1)日本の歴史における平安時代の意味
古代から中世への移行期である平安時代は、日本史上最長の400年に及ぶ時代である。平安貴族に象徴される優雅なイメージとは異なり、この10世紀は内外の危機に見舞われた激動の時代でもあり、さらに周辺国も含めて大きな転換期だ...
収録日:2023/10/20
追加日:2024/01/05
源氏物語の基礎知識…人物関係図でみる物語の流れと読み方
『源氏物語』を味わう(1)『源氏物語』を読むための基礎知識
『源氏物語』は光源氏と源氏の息子たちを中心に描いた70~80年におよぶ長い物語である。非常にボリュームがある上、原文は難解で大半の人は読むのが困難だ。それでも現代までこの物語が残ったのは、読めた人たちが面白いと思い...
収録日:2022/02/22
追加日:2022/06/20
『古今和歌集』仮名序とは…日本文化の原点にして精華
『古今和歌集』仮名序を読む(1)日本文化の原点となった「仮名序」
「やまとうたは、ひとのこころをたねとして」と始まる『古今和歌集』の「仮名序」は、歴史を超えて人の心に響く名文として名高い。著者は撰者の一人である紀貫之。ここでは、日本最初の勅撰和歌集である『古今和歌集』の編纂宣...
収録日:2023/07/05
追加日:2023/11/15
「王朝国家」と「武士」が誕生した理由は大唐帝国の解体
「武士の誕生」の真実(1)10世紀の東アジア情勢と「王朝国家」
日本における中世の主役といえば、武士である。鎌倉時代、室町時代、江戸時代は、武士が政権を掌握した、まさに「武士の時代」だった。では武士はいったいどこから誕生したのか。これまでの教科書的理解では、農民の中で力をつ...
収録日:2021/10/22
追加日:2021/12/15