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「水素」の検索結果

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CO2排出削減へ技術革新の二本柱は「EVと水素」

「危機の時代」の気候変動(3)技術革新とEVの普及

CO2排出削減の重要なカギを握るのが技術革新である。その大きな柱として挙げられるのが「電気自動車(EV)への転換」と「燃料としての水素の活用」の2つだ。日本はこれまで“カイゼン”を得意とし、技術改良を進めてきたが、今ド...
収録日:2022/02/16
追加日:2022/04/21
小原雅博
東京大学名誉教授

水滴にみる表面張力の分子起源とその制御について考える

教養としてのナノテクノロジー(9)水とナノテクノロジーの関係

地球を地球たらしめるもの、それが「水」である。水は他の物質と比較してもその性質は特異だ。その理由は、水の熱的性質と強力な表面張力にある。前者はナノスケールで起こる「水素結合」、後者はナノスケールでの制御である「...
収録日:2021/03/29
追加日:2021/09/16

スペースマイニングは有人火星探査を行う上で鍵となる技術

宇宙探査の現在と可能性(9)スペースマイニング-1

有人火星探査にとって最も効率も良い方法は、宇宙空間において新しい拠点をつくり、そこで宇宙船の建造を行い、深宇宙へ向かうというものである。こうしたチャレンジングなアイデアは「スペースマイニング」と呼ばれている。(...
収録日:2019/06/11
追加日:2019/07/22
小泉宏之
東京大学大学院新領域創成科学研究科准教授

今ある技術で日本は十分に「資源自給国家」になれる

再生可能エネルギー大国・日本への道(2)今の技術で実現可能

再生エネルギーで十分な量の電力が確保できることは分かった。安定性の担保という問題に対しても、新旧の電池で十分に対応可能である。今の技術で、日本は「資源自給大国」に十分なれるのである。残るは、規制緩和や投資による...
収録日:2022/12/08
追加日:2023/01/01
小宮山宏
東京大学第28代総長

カムパネルラは消えたのか…ブルカニロ博士との対話の意味

宮沢賢治『銀河鉄道の夜』を読む(3)ブルカニロ博士と法華経の世界観

「永久の未完成これ完成である」という言葉通り、宮沢賢治は自作の推敲を繰り返した。『銀河鉄道の夜』では4次にわたる大幅な加筆訂正削除がなされている。決定稿となった第4次稿で消え去った謎の人物に、「ブルカニロ博士」が...
収録日:2022/07/28
追加日:2023/03/20
鎌田東二
京都大学名誉教授

ルメートルの「動的な宇宙モデル」は膨張宇宙論の先駆け

「宇宙の創生」の仕組みと宇宙物理学の歴史(6)動的宇宙解と宇宙膨張の発見

アインシュタインの一般相対性理論から「膨張したり収縮したりする宇宙」を導き出したフリードマン。若くして亡くなったため、アインシュタインとの論争には発展しなかったが、その後、膨張宇宙論の先駆けとなるルメートルの「...
収録日:2020/08/25
追加日:2021/01/16
岡朋治
慶應義塾大学理工学部物理学科教授

国の経済成長にはイノベーションの影響が大きい

科学技術とイノベーションマネジメント(1)学術的理解

東京工業大学環境・社会理工学院教授の梶川裕矢氏は、「イノベーション」という言葉がさまざまな形で捉えられ、見方が定まっていないことを指摘する。それでは学術的には、イノベーションとはどのようなものとして理解できるの...
収録日:2018/06/18
追加日:2018/10/10
梶川裕矢
東京大学 未来ビジョン研究センター 教授

天の川銀河は、1000億の恒星と星間物質からできている

現在の宇宙の姿(3)天の川と銀河系

銀河系の形は薄い円盤状で、太陽系は円盤の周縁に近い位置にある。太陽系から、銀河面と呼ばれる銀河系の赤道面に沿った方向を見ると、ガスやダストといった星間物質が光を遮るため、遠くの星まで見ることはできない。少し斜め...
収録日:2018/12/26
追加日:2019/06/06
岡村定矩
東京大学名誉教授

拡大する世界炭素市場、日本が抱える難題とは

「危機の時代」の気候変動(2)CO2排出削減かオフセットか

現在CO2排出削減に向けて、各国がさまざまな取り組みを行っている。主なものは、排出枠の取引といった制度、電気自動車への移行、さらに再生可能エネルギーへの転換などだが、世界炭素市場が拡大する中、日本はいくつかの難題を...
収録日:2022/02/16
追加日:2022/04/14
小原雅博
東京大学名誉教授

「エネルギー危機」問題につきまとう理想と現実のジレンマ

「危機の時代」の気候変動(6)エネルギーの安定供給のために

各国が化石燃料から再生可能エネルギーに移行する中で立ちはだかるのは、電力の安定供給をどのように担保するかという問題である。特にエネルギー価格の高騰など世界が危機に瀕した時に、その問題は顕わになる。再生可能エネル...
収録日:2022/02/16
追加日:2022/05/12
小原雅博
東京大学名誉教授

GX版「創造的破壊」へ、7年でCO2を半減させる3つの方法

GXとDX~創造的破壊と「low-hanging fruit」のすすめ

「DX(デジタルトランスフォーメーション)」と「GX(グリーントランスフォーメーション)」におけるキーワードはともに「創造的破壊」である。これが今、日本の政策の中で非常に重要な意味を持ってきている。GAFAはDXによって...
収録日:2023/11/01
追加日:2023/12/26
伊藤元重
東京大学名誉教授

生ごみは発酵して土に戻す―これが当然の自然の摂理

発酵は人類を救う(2)無限の可能性を秘めた「FT革命」

農学博士で食文化評論者でもある発酵学者の小泉武夫氏が10年以上前から大きな期待を寄せているのが「FT革命」だ。それは、人と地球への優しい発酵技術による21世紀のための革命であるという。ではFT革命とは具体的にど...
収録日:2015/11/09
追加日:2015/12/10
小泉武夫
農学博士

色を消し、脂を溶かし、水を分解―スゴすぎる発酵の力!

発酵はマジックだ!

瞬時に色を消す「脱色微生物」。動物性の脂を植物性に変えて溶かしてしまう驚異のカビ。水を分解して酸素と水素に分けてしまう水素細菌。SF小説のような話だが、どれも実在する微生物の「発酵の力」だ。発酵学の第一人者、食...
収録日:2016/02/04
追加日:2016/03/31
小泉武夫
農学博士

ROVを使った正確な事故調査が原因解明につながる

遠隔操縦機~重作業ROV(4)海底という現場に行く

九州工業大学社会ロボット具現化センター長・浦環氏は、ROVの技術的問題の多くがケーブルによって引き起こされると言う。しかしその不便さを超えた便利さがあるとも述べる。何よりもROVは、人間が到達できない深さに潜り、撮影...
収録日:2016/06/15
追加日:2017/01/28
浦環
東京大学名誉教授

電気自動車をめぐる自動車業界の動向は?

グローバル競争のメルクマール~中国がEV分野を先導~

東京大学名誉教授で学習院大学国際社会科学部教授の伊藤元重氏が、電気自動車(EV)をめぐる自動車産業の動向と、それに関する中国の政策に焦点を当てて解説する。パリ協定で定められたCO2削減の目標を達成すべく、日本のメーカ...
収録日:2018/05/07
追加日:2018/06/14
伊藤元重
東京大学名誉教授

輸出規制強化と緩和の間で揺れ動く日韓経済関係

悪化する日韓関係(3)徴用工補償問題から輸出規制へ

徴用工補償問題が過熱していく中で、日本政府は輸出規制の強化という経済的な報復措置を取り、日韓関係は新たな局面を迎えた。両国政府ともに相手の外交上の非礼を非難するという、泥沼化の様相を呈している。WTOやアメリカなど...
収録日:2019/09/09
追加日:2019/10/23
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

セルロースには変換プロセスのブレイクスルーが不可欠

セルロースナノファイバーとは(2)変換プロセスの問題

今回の講義では、植物の要素とその用途について詳細な解説を加える。植物の主成分は大きく分けて3種類の要素から形成されており、それぞれに特有の性質や用途がある。その中でも、セルロースは環境適応性が高いために、新たな素...
収録日:2019/11/08
追加日:2019/12/04
磯貝明
東京大学特別教授

『宇宙の5つの時代』に書かれた宇宙の運命と熱的な死

「宇宙の創生」の仕組みと宇宙物理学の歴史(11)宇宙の運命と5つの時代

宇宙は最近再び加速膨張を始めたということが明らかになった。そして、暗黒エネルギーが実際にあるということが証明されたのである。この発見から、宇宙膨張は永遠に続くということが分かったのだが、宇宙はいったいどこに向か...
収録日:2020/08/25
追加日:2021/02/20
岡朋治
慶應義塾大学理工学部物理学科教授

Brexit、復興基金、グリーンディール――欧州の現在地と針路

2021年激変する世界と日本の針路(7)EUの試練と取り組み

Brexit問題は今、どうなっているのか。2020年1月末、EUから正式に離脱したイギリスは同年3月、FTA交渉開始。交渉は難航し、合意なき離脱のリスクも高まったが、紆余曲折の末、イギリスとEUは通商協定で一応の合意成立。その背景...
収録日:2021/02/02
追加日:2021/03/13
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

デジタル庁新設と2050年脱炭素化――菅政権の構造改革に迫る

2021年激変する世界と日本の針路(9)安倍政権から菅政権へ、その政策と課題

デジタル庁新設、グリーン成長戦略、RCEP参加など積極的に政策を進める菅政権だが、発足当初高かった支持率はコロナ禍での対応の迷走と混乱で急落。はたして回復の糸口はどこにあるのか。また、日本には米中対立の狭間で大事な...
収録日:2021/02/02
追加日:2021/03/20
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

エネルギー問題の解決策…再生可能エネルギーの「大変化」

エネルギー問題と世界の潮流を読む(1)加速する再生可能エネルギー化

エネルギー問題は20世紀後半以降の世界を騒がせてきたが、いつまでもオイルショック時代の認識は通用しない。環境への意識が世界的に高まる中、再生可能エネルギー技術は長足の進歩を遂げ、すでにコストでは化石資源を逆転して...
収録日:2021/07/30
追加日:2021/09/21
小宮山宏
東京大学第28代総長

脱炭素は可能か?気候変動問題の現状と日本の問題点

COP26と気候変動問題の行方~世界の取り組みと日本の課題

気候変動問題が深刻化する中、世界で足並みを揃えた取り組みが求められている。2021年に開催されたCOP26では、2030年に向けた各国の数値目標とそれに向けた具体的な計画が発表された。日本は、環境問題に対する意識の遅れがたび...
収録日:2022/01/18
追加日:2022/05/03
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

「新しい資本主義」に物申す、分配の前にすべきことがある

これからの日本をどうすべきか(2)「成長と分配と需要」の問題

「新しい資本主義」を唱える日本の政府に対して、「今こそ日本国内に目を向けるべきだ」と主張する小宮山宏氏。世界の流れから遅れていてもなかなか変われない日本の課題を挙げながら、国内で需要をつくり成長していく重要性を...
収録日:2022/05/16
追加日:2022/08/17

人間の脳の中はホムンクルス…再発見の「機能局在」とは

知られざる「脳」の仕組み~脳研究の最前線(2)脳科学研究の歴史

古代エジプト時代から行われてきた脳研究だが、長い間、脳は単に血液を冷やす場所だと考えられて重要視されない時代が続く。しかし19世紀、フィニアス・ゲージの事故によって脳への認識が一変する。脳はその場所によって働きが...
収録日:2022/10/21
追加日:2023/07/10
毛内拡
お茶の水女子大学 基幹研究院自然科学系 助教

政権交代は無理!結党以来初めて過半数下回った公認候補数

2014年総選挙の結果を総括する(2)前政権の政権運営に対する怒り

総選挙後、民主党は73に議席数を増やした。しかし、曽根泰教氏の評価は厳しい。曽根氏の2014年選挙結果総括シリーズ第2話では、「民主党はなぜ回復しなかったのか」を問う。(全3話中第2話目)
収録日:2014/12/15
追加日:2014/12/16
曽根泰教
慶應義塾大学名誉教授

2015年7月にはスマートホテル「変なホテル」開業!

再生ハウステンボス―止まらないイノベーション

当初から「観光ビジネス都市」を目指した新生ハウステンボスだが、5年目の今年はよりダイナミックな展開が始まった。医療観光とスマートホテル開業。そして、その裏では新ビジネス実験場として、広大な敷地が存分に活かされてい...
収録日:2015/03/05
追加日:2015/04/27
澤田秀雄
株式会社エイチ・アイ・エス 最高顧問

イノベーションがレアメタルをコモンメタルにする

レアメタルの光と影(1)イントロ

「レアメタルとは何か」と問われると、皆様はどう答えるだろうか。日本を代表するレアメタルの専門家である岡部徹氏が、一般には常識と思われているデマや誤解について、「本当のこと」を徹底的に解説していく。(2015年4...
収録日:2015/04/20
追加日:2015/08/06
岡部徹
東京大学生産技術研究所教授

世界最大のレアアース鉱山・白雲鄂博鉱山を視察

レアメタルの光と影(5)中国レアアース行脚

なぜ、レアアースの採掘、製錬は中国に集中しているのか。その理由を知れば、レアメタルの光と影が見えてくる。レアアースの鉱山地域や製錬所、廃棄物処分場を視察した岡部徹氏が、中国レアアースの現状を貴重映像とともに紹介...
収録日:2015/04/20
追加日:2015/08/24
岡部徹
東京大学生産技術研究所教授

糖質制限ダイエットはかえって危険

クスリのいらない健康法(9)糖さえあれば生きていける

高脂肪や高タンパク質の過剰摂取は、がんや心筋梗塞の増加につながる。そのくらい、食べ物は私たちの健康に大きく関係している。そこでポイントになるのが糖だ。最近では糖質制限の健康法が流行っているが、それを続けていると...
収録日:2015/06/14
追加日:2015/11/16
石原結實
医学博士

越波式波力発電…波の力を解明しいかに発電に役立てるか

津波の力と波力発電の可能性

東日本大震災で甚大な被害をもたらしたように、「波」のエネルギーは計り知れない。その強大な力を生かした「波力発電」の研究が、いま急ピッチで進められている。島国・日本の環境に即した再生可能エネルギーを追求する東海大...
収録日:2015/11/24
追加日:2016/02/01
田中博通
東海大学海洋学部 教授

注目は納豆!腸内細菌が生成する若返り物質「ポリアミン」

腸内細菌の可能性とマイクロバイオームのダイバーシティ

近年、腸内細菌のさまざまな働きが明らかとなり、病気の治療や予防に加え、アンチエイジングにも効果のあることが分かってきた。人間と古いつき合いでありながら、新しい可能性に満ちた腸内細菌のパワーについて、順天堂大学医...
収録日:2016/06/27
追加日:2016/08/27
堀江重郎
順天堂大学医学部・大学院医学研究科 教授

IoTやAIへの期待と懸念を経済学の視点で考える

IoT・AIが社会を変える―企業が生き残るための転換点

東京大学名誉教授で学習院大学国際社会科学部教授・伊藤元重氏が、経済学者の視点から社会変化と技術革新について論じる。アメリカ経済も日本経済も、技術の停滞に伴う低成長に長いこと苦しんできたが、ようやくAIやIoTなどの技...
収録日:2016/11/30
追加日:2017/01/04
伊藤元重
東京大学名誉教授

ナノテクノロジーで『ミクロの決死圏』の世界を実現させる

ナノテクノロジーで創る体内病院(1)ナノマシンの作り方

ハリウッド映画『ミクロの決死圏』のように、体内に病院を創る。東京大学政策ビジョン研究センター特任教授でナノ医療イノベーションセンター長の片岡一則氏は、自動的に診断や投薬、手術までも行えるナノマシンの研究開発に取...
収録日:2016/10/24
追加日:2017/02/22
片岡一則
ナノ医療イノベーションセンター センター長

企業は「投資をしなければ生き残れない」と考えるべき

GDP統計から読み取る日本経済の課題(2)企業の貯蓄と投資

学習院大学国際社会科学部教授の伊藤元重氏がGDP統計の数字から、日本経済、財政の課題を読み取り、解決への道を論じる。今回、注目したのは企業部門の貯蓄投資差額だ。GDP比5.1パーセントと、アメリカ、ドイツと比しても格段に...
収録日:2017/07/25
追加日:2017/09/04
伊藤元重
東京大学名誉教授

福島第一原発事故の比較制度分析で見えてくるものとは?

比較制度分析とは何か(5)原発事故の分析

福島第一原発事故の対応は、なぜ意思決定が遅れたのか。青木昌彦教授は、組織アーキテクチャにおける集団認知に着目し、原発事故の比較制度分析を行ってきた。慶應義塾大学商学部教授の谷口和弘氏が、現実に対してさまざまなイ...
収録日:2017/11/02
追加日:2018/02/01
谷口和弘
慶應義塾大学商学部教授

2020年以降の日本経済を動かす要因とは何か?

2020年以降の日本経済を動かす3つの要因

安倍内閣6年目にして概ね回復傾向を見せる日本経済だが、依然として景気悲観論は根強く、2020年の東京オリンピック・パラリンピックが終わればまた厳しくなるという声すらあるほどだ。そこで東京大学名誉教授で学習院大学国際社...
収録日:2018/02/21
追加日:2018/03/23
伊藤元重
東京大学名誉教授

イノベーションのためのアイデアはどう生まれるか?

科学技術とイノベーションマネジメント(5)探索的設計

計量書誌学の活用例としては、異なる技術の新しい組み合わせ可能性を探る関連性分析や、新しい技術アイデアを事業に結び付ける、「論文-特許関連性分析」を挙げることもできる。東京工業大学環境・社会理工学院教授の梶川裕矢氏...
収録日:2018/06/18
追加日:2018/10/22
梶川裕矢
東京大学 未来ビジョン研究センター 教授

ブラックホールとは何か?…でき方の仕組みと候補天体

ブラックホールとは何か(4)ブラックホールの形成

ブラックホールとは、その強力な重力のために光すら脱出することができなくなった天体である。それらはどのように形成されるのだろうか。それは恒星の一生に関する理解の枠内で説明できるという。(全8話中第4話)
収録日:2018/10/31
追加日:2019/04/16
岡朋治
慶應義塾大学理工学部物理学科教授

宇宙に関するニュースを理解するために宇宙の姿を学ぶ

現在の宇宙の姿(1)星はなぜ自ら輝くのか

宇宙に関するニュースを理解するためには、現在の宇宙に関する知識を体系化することが重要である。今回はまずシリーズ6コマの位置づけと構成を説明し、星はなぜ自ら輝くのかを解説する。星は、自ら輝く恒星と、そうではない惑星...
収録日:2018/12/26
追加日:2019/05/20
岡村定矩
東京大学名誉教授

ナノセルロースへの注目度が高まった4つのブレイクスルー

セルロースナノファイバーとは(3)ナノセルロースへの変換

木質セルロースから実際に素材として使えるナノセルロースへの変換過程には、安全性、コスト、質の高低など、さまざまな問題がある。そんなセルロースには大きく分けて4つの種類があり、それぞれ形状や生成方法に短所と長所があ...
収録日:2019/11/08
追加日:2019/12/11
磯貝明
東京大学特別教授

東京オリンピックを持続可能社会のショーウィンドウに

2020年頭所感(2)東京オリンピックと持続可能社会

2020年の重要テーマとして二つ目に挙げるのは東京オリンピックだ。小宮山氏は、「オリンピックを持続可能社会のショーウィンドウにしよう」と考えている。そのための試みとして、例えば、新たな競技場の建設において再生鉄を利...
収録日:2019/12/09
追加日:2020/01/01
小宮山宏
東京大学第28代総長

先端材料としてのセルロースナノファイバーの応用分野は?

セルロースナノファイバーとは(6)CNFの特性

セルロースナノファイバーは、どのような特性を持っていて、どのように私たちの生活に役立つのであろうか。磯貝明氏が、セルロースナノファイバーが持っているさまざまな特性と、その応用例に関して、豊富な研究成果とともに紹...
収録日:2019/11/08
追加日:2020/01/08
磯貝明
東京大学特別教授

新型コロナ問題を考える上で重要な「危機のシナリオ」

対コロナ、危機の意思決定を考える(1)シナリオの必要性

新型コロナウイルス問題に対して、安倍政権は批判にさらされている。「安倍一強」といわれ、官邸に意思決定が集中しているはずなのに、支障が生じているのはなぜなのか。そこで今回考えたいのは、未知の問題における危機管理に...
収録日:2020/04/28
追加日:2020/05/13
曽根泰教
慶應義塾大学名誉教授

プラチナ社会に向けた「草の根運動」を燎原の火としていく

ポストコロナ、日本の指針(5)モノと場の構造改革へ

ポストコロナをどのような変革の場にするか。モノづくりにおいては、カーボンニュートラルへの動きがすでに始まっている。核融合や人工光合成という科学上のロマンについても、従来とは別のやり方が考案されるべきだろう。その...
収録日:2020/05/29
追加日:2020/07/25

「宇宙背景放射の異方性」発見で分かった驚くべき事実

「宇宙の創生」の仕組みと宇宙物理学の歴史(10)ビッグバン後の進化と宇宙の組成

ビックバン後、現在に至るまで、宇宙はどのように進化していったのだろうか。宇宙開闢から38万年後に「宇宙の晴れ上がり」が起きて、90億年で加速膨張が再開され、138億年後に宇宙が誕生する。宇宙の年齢が分かったのは「宇宙背...
収録日:2020/08/25
追加日:2021/02/13
岡朋治
慶應義塾大学理工学部物理学科教授

2050年、ネットゼロ&再生可能エネルギー自給国家へ

エネルギー問題と世界の潮流を読む(2)日本はエネルギー自給国を目指せ

自然エネルギーの特徴は、ほとんどが太陽光に由来することだ。幸いにも地球上に降り注ぐ太陽光は、人類が必要とするエネルギー総量の1万倍に達する。上手にエネルギーに変換し、輸送する技術が確立していけば、2050年のネットゼ...
収録日:2021/07/30
追加日:2021/09/21
小宮山宏
東京大学第28代総長

ウクライナ問題で欧米が頭を抱えるジレンマとは

ウクライナ侵略で一変した国際政治(3)欧州の安全保障とエネルギー依存

ウクライナ侵略の勃発により、地続きのヨーロッパは大きな方針変更を迫られた。ことはユーラシア全体の安全保障問題に関わるため、中国やアメリカにも波紋が広がっている。さらに問題は経済やエネルギー転換の領域にも及ぶ。当...
収録日:2022/05/10
追加日:2022/06/10
小原雅博
東京大学名誉教授

「スコープ3」に注目、大手企業が取り組む気候変動対策

気候変動問題から考えるSDGs(2)「スコープ3」への取り組み

気候変動対策ではグリーン・ファイナンスやコーポレートガバナンスが主流だったが、企業の対応として注目されているのが「スコープ3」である。サプライチェーン全体の排出量を抑えていく姿勢は、企業や投資家などからの社会的信...
収録日:2022/04/07
追加日:2022/06/13
伊藤元重
東京大学名誉教授

原発が攻撃されたらどうなる?被害の大きさと戦争リスク

原子力発電の戦争リスク(1)原子力発電所が攻撃されたらどうなるか

「ロシア軍によるウクライナ原発攻撃」という衝撃のニュースが飛び交った今般のロシア・ウクライナ戦争。原子力発電に関わる施設が武力攻撃を受けることで、一体どのような被害が起こり得るのだろうか。多くの原子力発電所を保...
収録日:2022/10/18
追加日:2022/11/25
鈴木達治郎
長崎大学 核兵器廃絶研究センター(RECNA)教授

「ほんとうの幸福をさがす」ジョバンニの決意と青の世界

宮沢賢治『銀河鉄道の夜』を読む(4)「ほんとうの幸福」

ブルカニロ博士がジョバンニに見せるふしぎな世界は、仏教に基づく人間意識の変遷を表すものだと鎌田氏は言う。色彩や光が与える効果も相まって、非常に謎めいたメッセージが届けられるが、そこには仏教的な世界観による宮沢賢...
収録日:2022/07/28
追加日:2023/03/27
鎌田東二
京都大学名誉教授

木造ビルで20階…新しい暮らしを支える森林産業の確立を

2050年のための「前向きの愛国心」(1)木造都市へのシフト

人類史的な変化が予想される2050年に向けて、地球の持続と人類の幸福実現をどのように実現すればよいだろうか。まず、2050年までに、再エネと都市鉱山、バイオマスを全面的に利用する社会にしていかねばならない。そのためには...
収録日:2024/06/05
追加日:2024/09/07
小宮山宏
東京大学第28代総長